エラクネス先生と北垣先生の論文がRILEM Bookseriesに採択されました

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ITZ(界面遷移帯)の影響を取り入れた統合COMSOL-IPHREEQCフレームワークを使用して、モルタルにおける塩化物イオンの侵入を数値的にシミュレーションする新しいモデルを提案しています。このモデルでは、モルタルの微細構造を三相材料(骨材、ITZ、バルクペースト)として考慮し、ITZを初期のW/C比に比べて高いW/Cペーストとして現実的に扱います。開発されたCOMSOL-IPHREEQCモデルは、バルクペーストとITZにおけるクリンカーの溶解を計算するための水和モデル、水和物と塩化物イオンの吸着を予測するための熱力学モデル(表面錯体モデルを含む)、モルタルの平均水和物孔率、孔溶液組成、拡散パラメータを計算するための均質化アプローチ、および輸送計算を実行するためのCOMSOL Multiphysicsを含みます。提案されたモデルの信頼性を検証するために、予測結果は文献にある実験結果と比較されています。この作業では、ITZが塩化物イオンの侵入に与える影響も評価されています。

Numerical Simulation of Chloride Ion Ingression in Mortar Incorporating the Effect of ITZ Using an Integrated COMSOL-IPHREEQC Framework | SpringerLink

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